鰻のコース料理「神楽坂 濱千」に行ってみた!

今回は神楽坂で鰻のコース料理が味わえる濱千に行ってきました。開店時にmakuakeのファンディングでご縁をいただき、夏に一度訪問しています。その時から「パリッ」とした鰻が最高に美味しく、また食べたいと思っていました。より美味しく味わうために約6ヶ月以上「鰻を抜いて」行ってきました。(笑)

鰻重ではない鰻を使った最高のコース料理が味わえます。私も「鰻といったら鰻重派」でしたが今回も鰻そのものの価値観がひっくり返った1日だったので、評判が気になる方や来店を検討されている方は是非読んでみてください♪

神楽坂 濱千の店舗情報

濱千がオープンしたのは2023年の夏ごろです。まだ2年ほどと新しいお店で、神楽坂にあります。飯田橋駅のB3出口から徒歩5分の場所にあります。牛込神楽坂駅からはA3出口から徒歩3分と、どちらの駅からもアクセスは良好です。

店名神楽坂 濱千
住所〒162-0825 東京都新宿区神楽坂5丁目34番地1 ディアライフ神楽坂 B1
アクセス・飯田橋駅B3出口から徒歩5分
・牛込神楽坂駅A3出口から徒歩3分
営業時間月・火・水・土・祝日・祝前日・祝後日
11:30 – 15:00
お料理ラストオーダー:14:00
17:30 – 22:00
木・金
17:30 – 22:00
その他・個室あり
・公式LINEからも予約可能
店舗公式ホームページhttps://unagi-hamasen.tokyo/

メニュー

現行のメニューは大きく「ランチコース」「ディナーコース」「ランチの鰻とご飯のセット」です。ランチ時間にコースを食べるほど時間がないよ~という方は私が勝手にセットと呼んでいる「鰻一本焼と特選釜炊きご飯」がオススメです。

内容もご飯と鰻の長焼きだけでなく、「鰻巻き・炊き立てのお米・鰻・吸い物・最中」とコースのような内容がリーズナブルに楽しめます。

ただ個人的にはコースが1番のオススメです。理由は後述しますが、今回の行ってみた内容に入っていきましょう!

店内の雰囲気

店内はカウンターと個室があり、地下なのですがWi-Fiが繋がるので安心です。隠れ家のような雰囲気で女将さんが優しく迎えてくれます。

ホームページから引用

店内にはアートが飾られており、都心の喧騒を想像させない落ち着きのある空間です。

ペアリングできるコースが至高の時間

だいぶ見出しを攻めました(笑)。ただここまで期待値を上げるほど、美味しい云々の食体験ではないんです。

ミシュランでは三ツ星の定義が「その店に行くために旅行する価値があるほど、卓越した料理を提供するレストランに与えられる称号」とされていますが、今回の出張の目的は濱千の鰻だったので、私からは星を上げたいです。(笑)

今回いただいたコースの概要

注文したコースは「濱千コース全6品 +4種ペアリング」です。

予約サイトから抜粋

ペアリングはアルコールorノンアルコールorハイブリッドから選ぶことができ、今回はノンアルコールにしました。前回はアルコールにしたのですが、ノンアルコールにした今回もソムリエさんのこだわりを感じられるコースでした。では紹介していきます!

ノンアルペアリング「1688 Grand Blanc」

ノンアルペアリングのコースなので、タイミングに合わせて女将さんがドリンクをサーブしてくれます。1つ目はグランブランというドリンクでノンアルコールシャンパンのような味わいのドリンクです。

すっきりした飲み心地が食欲を刺激するのですが、お昼から贅沢をしているようでとても気分がいいです。

うざく

うざく

まずは1品目の「うざく」です。一般的なうざくはキュウリと合えた酢の物ですが、濱千では季節のフルーツと合わせたうざくを食べられます。今回はブラッドオレンジのうざくでした。

蒸し焼きのいわゆる「普通の鰻」しか食べたことない方はこの一品目で心を掴まれます。噛むと「パリッと」香ばしく焼き上げられた鰻の食感とオレンジの酸味がマッチして絶品です。

私もまだ27歳で食通でもなければ美食家でもないので、どちらかというと「料理にフルーツを使うって……」と疑心暗鬼だったのですが、濱千の鰻とフルーツの組み合わせは最高ですね。

ノンアルペアリング「ローズヒップ&ハイビスカス」

2つ目のペアリングは「ローズヒップ&ハイビスカス」というドリンクです。見た目はほぼワインなのですが、ハーブティーとのことです。ノンアルコールでもアルコールと同じ満足感があるのは勿論ですが、健康志向の方には特に良さそうです。

筍と鰻の焼き

2品目は筍と鰻の焼き料理です。鰻には白醤油がかかっており、隠れていますが奥にはイクラと大根おろしを合えたもの、手前には七味唐辛子が。

この一皿で何通りの味わいが楽しめるんだ……!とすごく感動しました。恐らく季節に合わせて筍をお料理に使っていると思うのですが、炭火で焼かれているので香りも食感も一味違います。

食事だけでなく、お皿やコースターもこだわりを感じられて、お客さんに対して真摯に向き合っているんだなという想いが伝わってくるようです。

ペアリング「楽山(らくざん)」

次は神楽坂発の銘茶ブランド「楽山」の緑茶です。フルーティーなドリンクと香ばしいお料理が続いていたので、ここで緑茶が来る、というのもすごく考えられていますよね。

金箔をあしらった筒のデザインも外国人の方が喜びそうです。

鰻巻き

鰻巻きは動画で撮影してみました。緑茶と合わせて一息つけるような、素敵なコースの構成に感動です……。

見た目も綺麗ですが、味わい深く暖かみのある一品です。美味しいと食べる速度が速くなってしまうのですが、ここまででコースの時間は約30-40分ほどです。

ペアリング「はちみつジンジャー」

この日はこのペアリングが1番美味しかったですね!はちみつ×ジンジャーなので、味の想像もしやすいと思いますが、キリッとしていて強い生姜の香りが鼻から抜けていきます

このドリンクと共に、いよいよご飯の到着です。

南部鉄器で1席ずつ炊き上げる「幻のお米」

ご飯は贅沢に1席ずつ炊き上げたものがパチパチという音と共に席に到着します。

席ごとに炊いているってとても贅沢ですよね!

約2合ほどだと思うのですが、おかわり自由なので満腹感と相談して好きなだけ食べられるのも嬉しいポイントです。

たれ焼き・白焼き・醤油焼きから2種選べる鰻

ご飯をよそっていただいて、御膳の完成です!(箸置きも可愛い)

粒立ったお米と鰻がとてもよく合います。前回もそう感じたのですが、「鰻とワサビ」ってびっくりするくらい合うんですよね。外国人の方が食べ慣れていないのはそうですが、日本の方でも意外と食べたことのない組み合わせですよね。

鰻の脂をワサビがスッキリと包んでくれるので、コースの最後も鰻がもたれずにパクパクと食べられます。

いやー、今回も最高です。大阪在住なのですが濱千に行くまで鰻を禁止して正解でした。また次回のタイミングまで鰻を禁止します。(笑)

食後の甘味は「もなか」でサクッと

最後は獅子をあしらったもなかをいただきました。満腹でも食べられてしまうのがもなかの魅力ですよね。これでコースが締まります。

対応してくれる女将さんや、料理の説明をしてくれる料理人の方、姿は見えませんがソムリエさんと、皆様の「配慮」と「本気」が伝わる最高のコース料理でした。

夜のコースでは鰻鍋を提供している

まとめ:料理人ってやっぱりすげえ

以前はこういったコースの構成などは考えずに食事をしていたのですが、改めて記事で書き起こしてみるとたくさんの発見がありました。

勿論、ここに書いていないことまで考えておられると思います。全ては来店したお客様のためにと考え抜かれた食材、お料理、ドリンク、構成と脱帽です。

あとがき:当社とご契約の皆様へ

東京都へ出張の際には是非濱千で食事をしましょう!美味しいご飯屋さんの定義は色々あると思いますが、私は「身近な人や大切な人に共有したくなる、その方に喜んで欲しい」そんなご飯屋さんこそ至高だと思っています。

弊社でサービスをご契約されている皆様につきましては、この記事を読んだ瞬間から「鰻を禁止」してください。(笑)